2018年06月

2018年06月30日

マンションハラスメント

家の排水点検をするとかで
七月の第何週目の日曜日に
家に居てくれという通知が
一階のポストに入っていた。

こういう時土日に休めない
仕事は困る。四、五年前に
一度断ったたことがあるが
「全員参加なので居てくれ」
日時変更もできないと言う
「では早朝に来てください」
となり、早朝来てもらった。

今回は時間も指定している。
「お宅には午後訪問します」
午後なんかいよいよ無理だ。
どうしても留守する場合は
身内を立会人に立ててくれ。
とたわけた事を書いている。

ぼくは連絡係の嫁さんに「
身内は皆他界しているので
『どうしても』と仰るなら
あの世から呼びましょうか。
でも終った後の除霊だけは
絶対に忘れないで下さいね」
と連絡してと言っておいた。
嫁さんどう伝えるんだろう?


mengly at 09:43|Permalink詩風録 

2018年06月29日

新しいメガネ

メガネをかけるには根気がいるようだ。
必要に駆られて買ったメガネだったが、
メガネが必要なのは運転する時だけで
それ以外で使うことは考えてなかった。
ところがメガネが出来上がったときに
二ヶ月かけたままでいてくれと言われ
ちょっと憂鬱な気分になってしまった。

「えっ二ヶ月もかけたままなんですか」
「いやすぐに慣れるから大丈夫ですよ」
すぐに慣れるのなら二ヶ月も必要ない。
しかも時間がかからなかったとしても
物に慣れるという精神的な時間は長く
けっこう地獄だったりするものなのだ。

実はメガネをかけて立ち上がった時に
船に酔った時の様にクラクラしたのだ。
かけっぱなしでいると毎日が船酔いだ。
古いメガネを使用しない理由がそれだ。

また二ヶ月もかけ続ければ体の一部だ。
白い頭よりメガネの方に印象が移って
メガネ爺呼ばわりされるかもしれない。
しかしぼくが描いている人生の絵図に
メガネをしている自画像は存在しない。
例えば死んだ時にメガネ爺さようなら
と棺桶にメガネを入れられるのも嫌だ。

とはいうものの、今回のメガネ生活は
決して悪いことばかりではない。いや、
ブルーライトをカットするヤツなので
目の疲れはかなり軽減されるはずだし、
ドライアイを防ぐ効果があるらしいし、
更にサングラス代りにもなるというし、
今ぼくが抱えている目の問題をすべて
解消してくれる。色々と大変そうだが
二ヵ月間頑張ってみようと思っている。


mengly at 02:04|Permalink詩風録 

2018年06月26日

再会女

全く眼中になかった男だったのに、
何で女は再会すると目を見開いて、
運命的な驚き方をするのだろうか。
しかも「君」づけで呼んだりして。
うぶな男はそこに騙されてしまい、
ただそこにいただけのおばさんを、
運命の人だと思ったりするのです。


mengly at 11:23|Permalink詩風録 

2018年06月25日

夏至の日と七夕の夜は

夏至の日は晴れてないとありがたみがない。
一番長い陽の光を拝めないのが口惜しくて。
雨が夜を急かすので日没すらもわからない。

七夕の夜は晴れてないとありがたみがない。
幼いころからの夢を雨はいつも流してまう。
織姫と彦星の恋を一度も味わえないでいる。


mengly at 08:38|Permalink詩風録 

2018年06月24日

伊達メガネ

先週木曜日に博多に行った時の話だが、
あの日は三時間以上運転したのだった。
田園地帯を通り抜けて行くドライブは
実に快適だった。が到着間際になって
なぜか目に異変が起きてしまったのだ。

道路標識、前の車、企業の看板、草木、
見える物すべてがダブって見えだした。
長時間運転の疲れが目に来たのだろう。
『こりゃいかん』と思い近くにあった
コンビニで車を止めて休むことにした。

『どうも乱視が酷くなっているようだ。
そろそろメガネをかけないとヤバイな』
古いメガネと久々の対面があったのは
そういうことを考えていた日のことだ。
メガネを見つけた時ラッキーと思った。

だが古いメガネはやはり古いメガネだ。
まだ軽い症状の時に作ったものだから
今の症状で見るとただの伊達メガネだ。
色々考えてみたが今のままだと危ない
ということでメガネを買うことにした。


mengly at 01:19|Permalink詩風録 

2018年06月23日

燃費

先週の木曜日は仕事で博多に行った。
同じく金曜日は買物で宗像に行った。
両日とも高速道路など利用しないで
一般道路をのんびりと走って行った。
走行距離は200㎞近くいっていた。
その他通勤などの距離を合わせると
一週間で400㎞を優に超えていた。

毎週火曜日にガソリンを入れている。
燃費10なので今週は40リットル
と思っていたら30もいかなかった。
車は主に通勤用に使っていて、週の
走行距離は多くても250㎞前後だ。
ところが通常と今週のガソリン代は
若干多かったがほとんど変わりない。

確かに遠出すれば燃費がよくなるが
ここまで違うとは思っていなかった。
おそらく普段は赤信号とか工事とか
事故とか、そういった無駄な渋滞に
ガソリンを奪われているのだろうな。


mengly at 02:11|Permalink詩風録 

2018年06月22日

古いメガネ

前の休みに机の中を整理していたら
チタンフレームのメガネが出てきた。
平成に入ったばかりの頃だったかな、
メガネなど全く縁のなかったぼくが
生まれて初めて作ったメガネである。

読書の虫になった十代後半の頃から
薄暗い部屋で本を読んでいたせいで
乱視を伴った軽い近視になっていた。
日常の生活に支障はなかったのだが
免許更新時に失敗したら困るからと、
とりあえず一本作っておいたものだ。

購入当初はせっかく作ったメガネだ、
更新まで寝かせるのももったいない。
とメガネのある生活を試したのだが、
初っぱなからレンズに酔ってしまう。
慣れるまでの辛抱ですと言われたが
メガネのない生活の方が楽だと思い
日常生活にメガネを用いるのはやめ
予定通り更新時だけ使うことにした。

ところがその免許の更新時、係員が
「裸眼でやってみて」と言ったので
裸眼で測ったみたら「はいOKです」
「メガネは」「しなくていいですよ」
この一言でせっかく買ったメガネを
使用する目的がなくなってしまった。

ということで人生初めてのメガネは
机の奥の奥に追いやられて、この度、
久々の対面ということになったのだ。


mengly at 16:38|Permalink詩風録 

2018年06月20日

時差失調

一秒後の私の幸せに、十秒前の心は喜んでいる。
二秒後の心の喜びに、九秒前の私は笑っている。
三秒後の私の笑いに、八秒前の心は迷っている。
四秒後の心の迷いに、七秒前の私は困っている。
五秒後の私の困惑に、六秒前の心は焦っている。
六秒後の心の焦りに、五秒前の私は憤っている。
七秒後の私の憤りに、四秒前の心は嘆いている。
八秒後の心の嘆きに、三秒前の私は怒っている。
九秒後の私の怒りに、二秒前の心は悔いている。
十秒後の心の悔いに、一秒前の私は泣いている。


mengly at 09:47|Permalink詩風録 

2018年06月19日

ニックネーム

姓を普通の漢字読みにされ
先生も時々そう呼んでいた
伊達君もちろん『イタチ』

少し成長が早かっただけで
その名を生涯背負うことに
弘和君その名は『ちんげ』

小柄でいつも坊主頭だった
お寺の息子。当然この名だ
『チンネンさん』、正覚君

ちょっと似ているといって
付けられたあだ名が先代の
『円楽さん』だった義男君

学級委員の常連だったため
将来政治家と決めつけられ
『献金』と呼ばれた敏夫君

何となく顔が似ていたのと
姓が同じ小野だったために
『レノン』と呼ばれた良子

上半身がでかく動きが鈍く
いつも口が開いていたので
『コッテ牛』だった三郎君

満十八歳の誕生日の前日に
パチンコやって補導された
今は『パーちん』の康太君

そういう事実はなかったが
彼の苗字が野浦だったため
『ノーパン』だった和之君


mengly at 05:19|Permalink詩風録 

2018年06月18日

器の小さな心

人間の住む場所から少し離れた森の中に
たくさんの小妖怪どもが棲みついている。
小妖怪は人間の吐く言葉を糧としていて
そのせいで人々は本音が語れないでいる。

ある人の本音を耳にしたとたんヤツらは
即座に本音の主を悪人に仕立ててしまう。
ありもしない情報をでっち上げてみたり、
チクチク気に障ることばかりやってくる。

小妖怪にいいように操られた人間の心は
本音を見せずに謝罪に走ってしまうのだ。
それがヤツらの妖術だとわかっていても
器の小さな人間の心は押さえがきかない。


mengly at 08:59|Permalink詩風録 

2018年06月16日

語尾を考える

あの日の会話の語尾に「だけど好きだ」
という言葉を付け加えていたとしたら、
少しは人生変わっていたかもしれない。

その時の思いの語尾に「だから幸せだ」
という思いを付け加えていたとしたら、
大きな幸せを味わえたのかもしれない。

その幸せの語尾に「それは真実なんだ」
という信念を付け加えていたとしたら、
ずっと幸せでいられたのかもしれない。

今を嫌悪する心の語尾に「でも大丈夫」
という呪文を付け加えていくとしたら、
嫌悪の過去も変っていくかもしれない。


mengly at 00:04|Permalink詩風録