2014年04月

2014年04月15日

ぼくは前世、

ぼくは前世、
どこの国の人間だったのかを知らない。
時折古い日本の街並みが夢に出てくるし、
思い入れのある場所に来世は生まれると言うし、
おそらくは日本人ではなかったかと思っている。

ぼくは現世、
人に誇れるような生き方もしてないし、
人に影響を与えるような人間でもないし、
どちらかというと中流以下の人間だし、
前世もきっとそんな人生を歩んでいたのだと思う。

ぼくは前世、
どんな人の子として生またのかを、
どんな配偶者と暮らしていたのかを、
どんな人たちに囲まれて生きていたのかを、
これっぽっちも憶えていない。

ぼくはだから、
初めて会った時に親しみを感じる人を、
気がついたときに好きになっている人を、
出会う前に予感を感じる人を、
前世を共に生きてきた人だと思っている。


mengly at 07:09|Permalink詩風録 

2014年04月14日

吉田君を待っている

強い風が吹いている
だから風に吹かれない
駅の隅っこで、ぼくは
吉田君を待っている

いい話があるのだという
それで風に吹かれない
駅の隅っこで、ぼくは
吉田君を待っている

彼は人はいいけどほら吹きだ
そこで風に吹かれない
駅の隅っこで、ぼくは
吉田君を待っている

彼は現れないかもしれないな
だけど風に吹かれない
駅の隅っこで、ぼくは
吉田君を待っている


mengly at 02:20|Permalink詩風録 

2014年04月01日

足がかゆい

さっきから足の奴がかゆいので
足をかこうとするのだけど
どこがかゆいのかわからない。
だいたいの場所はわかっているのに
そのピンポイントがわからない。
なぜだかなぜだかわからない。
だからなかなか手が出せない。
わからないままあいまいに
足をかいたりした日には
そのかゆみが倍増してしまう。
ああ、足がかゆい足がかゆい


mengly at 03:58|Permalink詩風録