人生万事大丈夫

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2011年10月

煌めく

気がつくと右横一面に
湖が広がっている。
この町には何度か
来たことがあるのだが
湖があるなんて
ぼくは知らなかった。
目的地はこの先だ。
ところが目指すその先も
その湖に覆われている。
「ここはこんな町だったかな」
とぼくは何度も思いながら
来た道を渋々と戻っていった。
湖は日に照らされて
妙にキラキラ煌めいていた。

睡眠時間

「休みの日には充分に
睡眠してやるぞ」なんて
いつも思っているんだけど
意に反して休みの日も
仕事の日と同じく
規則正しい生活を送っている。
ただしほとんど徹夜して
朝布団に潜り込み
そのまま午前中の
残り時間だけ寝ているという
休みの日の特別な規則だけどね。
睡眠時間はなかなか充分に
取れないもんだ。

カボチャの雨

少しばかり首を傾けた西の空に
カボチャの雨が降っている。
少しは湯気も出ているようだ。
ぼくは最初、顔をそむけて
雨を避けようと試みたが
カボチャの雨から逃れるには
かなりの身体能力が必要なようで
このなまくらな身体には
雨を避けることが出来なかった。
だから今は濡れていこうと
傘を畳んで頭や顔、肩や腰、
腕や脚、というか全身に
カボチャの雨をガンガンと
ガンガンと打たせているんだ。

地球が滅亡する

1,
一説によると
本日地球は滅亡するらしい。
それは大変な話ではある。
しかし個人という単位だと
ただ死ぬだけの話で
地球の滅亡というのは
ただのおまけにすぎない。
一人で死ぬのではなく
みんなで死んでいくのだから
そこには悲しみもないだろう。
そういう死も悪くはないな。
・・・・なんて思っている。

2,
あ、そうだ。個人という
単位で考えれば
何億分の一の割合で
ノストラダムスの大予言が
当たった人もいるはずだ。
実はノストラダムスというのは
その何億分の一の人のための
予言だったのかもしれない。

運動会ごっこ

小学生の頃、運動会の季節になると
近所の友だちと近くの広場で
「運動会ごっこ」をやっていた。
「ごっこ」とはいうものの
リレーや騎馬戦はかなり真剣で
必死になってやっていた。

とはいえ「ごっこ」は「ごっこ」。
運動会に忠実にということで
体操をやろうということになり
ラジオ体操第2の
屈伸運動ばかりやっていた。
校長先生の挨拶まであった。

ただ女子の参加がなかったために
フォークダンスはやらなかった。
それが心残りかというと
そうではない。
フォークダンスは誰も
好きではなかったからだ。

19度

昨日の朝方、
書き物をやっていると
痛いくらいの寒さを感じた。
特に肩が、と思ったら背中が、
いや足だって、そして頭も。
結局全身寒くなったのだった。
何でも昨日はこの秋一番の
冷え込みだったらしく、
「暖かくしてお出かけください」
とラジオでも言っていた。
とはいうものの、気温は
19度だったんですけどね。
いやいや九州に住んでいると
この気温でも応えるんですよ。

だんだん

社会というのはね、
人間の持っているこだわりという
不可解な部分をテーマにした
喜劇なんだよ。つまり
こだわりとこだわりとの
ぶつかり合いというおかしさで
この社会は成り立っているんだ。
だからこんな不可解な
世の中になるんだよ。
こだわりをなくすと
何ごともすんなりいくのに
なぜか人間というのは
こんな喜劇を作りたがるんだね。

でもって世間というのはね
人間のもっている勘違いという
やっかいな性質をテーマにした
悲劇なんだよ。つまり
勘違いと勘違いとの
ぶつかり合いという切なさで
この世間は形作られているんだ。
だからこんなやっかいな
世間になるんだよ。
勘違いをなくすと
何ごともぎくしゃくしなくなるのに
いつまで経っても人間は
こんな悲劇をやめないんだね。

だんだん

オクラの話

たとえ本日オクラを
食べ忘れたとしても
気に病まなくていい。
本日はオクラが
必要ない日なんだと
決めつければそれでいい。
それで心は納得し
気が楽になるんだから。

たとえ本日オクラを
食べなかったせいで
便の出が悪くなったとしても
気に病まなくていい。
本日のトイレはお休みと
決めつければそれでいい。
それで心は納得し
気が楽になるんだから。

たとえ本日オクラに
かける醤油を
切らしていたとしても
気に病まなくていい。
お酢で充分だと
決めつければそれでいい。
それで心は納得し
気が楽になるんだから。

コロコロと

雨の中ぼくがタイヤを外すと
タイヤは綱から放たれた
犬のごとく、コロコロと
どこまでも転がっていった。
坂道だとか段差だとか
まったく気にする
そぶりもなく、コロコロと
どこまでも転がっていった。
どのくらい走っただろう
側溝から溢れて出来た
水たまりを、コロコロと
抜けた所に置いてあった
錆びた自転車を倒して
タイヤはようやく止まった。
それを追いかけていたぼくは
その倒れた錆びた自転車に
つまずいて、コロコロと
こけた。

秋さん

1,
ちょっと前まで
あんなに夜を賑わしていた虫の音も
ここにきてめっきり少なくなった。
寒くなったから鳴き止んだのか。
飽きてしまったから止めたのか。
土の中に帰って行ったのか。
それとも一世一代の恋が実ったのか。

2,
まもなく夏が残した秋が終わり
そして初冬と呼ばれる季節に入る。
人の年に換算すれば、おそらく
五十代くらいになるのだろう。

さて、ここらそこらに
「おれが晩秋だと?ふざけるな」
などと言って、いつまでも
青春でいようとするおっさんがいる。

いつまでも半袖を着て頑張っている人がいる。
チャリに乗って鍛えている人がいる。
ギター片手にがなっている人がいる。
恋に命をかけている人もいる。

こういう人たちだっているんだ。
暦がそうだからといって杓子定規に
寒くならなくてもいいじゃないか。
もう少し頑張ってみろよ、秋さん。

来年の夢

学校とか野原とかを、ぼくは
忙しそうに歩き回っている。
その日のカレンダーには
平成24年と書いてある。
何気なくそれを見てすぐに
仕事に取りかかったわけだが、
考えてみると今は平成23年だ。
「何でだろう?」いろんな思考が
頭の中を駆け巡る。「あ、そうか」
それに気づくまでおよそ十秒足らず。
だが、やけに時間が長く感じられる。
ぼくは気づきとともに目が覚めた。
しかしけっこう楽しい夢だったな。
こんな楽しい夢はぼくの場合、ほぼ
正夢になっている。ということで
ぼくには来年が来るのだろう。
まずはそのことに感謝して
その時に忙しく働いている
自分の健康と仕事運に感謝した。
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